「山梨県立文学館 企画展」訪問記

先日、山梨県立文学館におじゃましてきました。2022年9月17日~11月23日まで開催の企画展「樋口一葉 生誕150年 我が筆とるはまことなり - もっと知りたい樋口一葉」がメインの見学です。一葉は山梨ゆかりの作家であることから今回5度目の企画とのことです。

文学館は、JR甲府駅から西へ車で約15分、山梨県立美術館とともに芸術の森公園内にあります。

 

文学館館内は、2階が展示室で企画展と常設展が展示されています。展示室内は撮影禁止のため入口の写真だけ撮らせていただきました。

各種の展示物は、一葉は作家であり「歌人樋口なつ」でもあったことが表現されていました。「樋口一葉はSNSを使いこなすか?」都留文化大学の学生さんによる、明治時代の一葉が令和に生きていたら、どんな風にSNSを利用するだろうか「樋口一葉現代化プロジェクト」が新しい発想で、一葉のInstagram、Twitter、LINEなど、それらを形にしたものが展示されていて楽しかったです。常設展示室では山梨ゆかりの作家として山本周五郎の資料展示コーナーもあり見学してきました。

 

館内1階には閲覧室やミュージアムショップ、カフェ黒蜜庵きなこ亭もあり企画展特別メニューの「桔梗信玄しるこ」をいただきました。

 

芸術の森公園は、富士山の眺望、四季の花や樹木、駐車場のイチョウ、これからの季節は紅葉も楽しめます。読書の秋、紅葉散策をしながら山梨ゆかりの作家を思い文学館を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

企画展見学者には、山梨県立文学館編集・発行の図録(画像13枚目)が配付されます。一葉のことがよくわかる一冊で勉強になります。学芸員の皆様ありがとうございました。

 

【文:higoro@midohonnjin  画像:byみどう本陣】