当館はレンタルスペースとして2021年に事業を開業してから、7月1日をもちまして、おかげさまで5周年を迎えることができました
こうして節目を迎えられましたのは、ご利用いただいたお客様、お取引先様、そして日頃から支えてくださるボランティアの皆様の温かい応援のおかげです。心より深く感謝申し上げます
私はこれまで「保存と活用」を基本的な考え方に据え、本陣跡の建物を空き家にすることなく、有効活用しながら保存を続けてまいりました
時折、「文化財としての登録や公的補助を受けているのですか」とのご質問をいただくことがございますが、当館は個人の所有物(民家)であり、公的な支援を受けることなく、独自の維持保全費用をもって管理を行っております。個人の所有物として建物を維持・保全していくことには、それなりの費用と苦労が伴うのが現実です
それでも、先祖から受け継いだ歴史深い建物であり、小説家山本周五郎生誕ゆかりの家でもあるこの場所を守っていきたい。将来のことをあまり難しく考えすぎず、まずは「現在を楽しく活動すること」、そしてそれが「地域貢献にもつながること」を大切にしながら、持続可能な形で一歩ずつ歩みを進めていきたいと考えております
【「保存と活用」これまでの取り組み】
この1年におきましても以下のような活動を展開してまいりました
・館内スペースの拡充: 2階天井裏物置に眠っていた織機や備品を整理し、新たに「工場の間)」「はしごの間」をオープン
・地域と繋がるアート・ものづくり: 地域の素人作家さんたちが真心を込めて作った「手作り木工品」を展示・販売スペースとしての場所の提供を開始
・新たな文化・発信の試み: コスプレ撮影での活用や近隣ロケーションのご案内企画、各種イベントへの出展活動
・メディア・イベントでの活用: CSテレビ番組の撮影利用や、JR東日本様の地域活性化イベント利用及びNHKテレビ番組取材への協力
・情報発信の強化: ホームページ、X、Instagramを通じた魅力の発信
【今後に向けて】
これからも、この場所が持つ歴史的な価値を皆さまと共有し、笑顔が集まる場であり続けるために、一歩一歩、楽しみながら歩みを進めてまいります。当館の「保存と活用」の道のりは、皆さまの応援があってこそ成り立ちます。今後とも変わらぬお引き立てと応援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます
2026年7月1日
本陣跡・古民家 みどう本陣 当主
